吹き替えの良さ、字幕の良さ NO.1
物心ついてからは、かなりな字幕タカ派の私です。
好きな事を書いていい、と思ってるブログで、吹き替えはこういう所が嫌だ!という自分の物差しだけでできた主張をしたいと思いましたが、50過ぎたいい大人なんだから、そういう幼稚な思考は改めようと思い、自分以外の人はどう思ってるのか知りたくて、周りの映画好きの人に聞いたり、SNSで意見を聞かせてもらったり、2ちゃんの自分の好きな作品のスレでのコメントを読んだりして、出来る範囲で両方の意見を聞いてみました。自分の意見も混ぜてまとめてみました。
吹き替え派 吹き替えで見る理由
- 字幕を読まなくていいからとにかく楽。
- とにかく画面に集中したい。
- 吹き替えの方が(余裕があるので)画面の上下左右隅々まで観察できるし、俳優さんの表情も常に細かく見ていられる。
- 声が自然に入ってくるので、話に入り込みやすい。
- 日本語のセリフで聞いた方が感動しやすい。
- 「作品の雰囲気やキャラクターのイメージが変わるとイヤ!」とかよりも、話のすじを完璧に理解することの方が大事だから。
- 字幕は文字数の制限があり、短い文で意味を凝縮したり、元のセリフの意味を変える事もあり、改変されるセリフも多いから。
字幕派 字幕でないと嫌な理由
- 外国の俳優さんの地声が聞きたい。
- 英語の勉強になるから。
- 外国人の作ったその作品のそのままの雰囲気を味わいたいから。
- 吹き替えで見ると別の映画を見てる感じがしてしまう。
- 元の俳優さんのイメージや声と違う声で吹き替えられると、違和感があって楽しめない。
- 吹き替えのしゃべりはハイテンションなので疲れる。
- 吹き替えだと、特にコメディは主役や三枚目の俳優さんの吹き替えが常にハイテンションな大げさな話し方が多いが、笑わそうとして、大げさな言い方で冗談を言われるとかえってしらける。
コメディは微妙な間や言葉遊びなど吹き替えしづらいのでことさら大げさになるのでは……という意見をくださった方もいました。
- 吹き替えは(特にコメディは)元のセリフの意味を全く変えて日本人になじんでる冗談とか日本独特の言い回しに変えてしまう事が多いので嫌。
※
番外ですが、字幕派でも、字幕は横にある方が見やすいような気がする、という方と下にある方が見やすい、という両方の意見を聞きました。
ちなみに、ドイツ、イタリア、フランスではほとんど吹き替えだそうです。
米国内でも、たとえば、フランス映画が上映されたら、吹き替えにしないとお客さんが来ないそうです。
日本を除くアジア諸国等では費用の関係で吹き替え上映でない国もあるそうですが、吹き替えが標準な国は
「俳優さんの生の声なんて聞かなくていい、字幕を読むなんて大変なことしたくない」
という考え方が普通だそうです。
又、日本のように、映画を見る大人の99.9%.が字が読める国ばかりではない為に外国では字幕が普及しないという理由もあるそうです。
字幕派の私としては日本人で本当に良かった。
DVDになるまで待って、DVDで観ないかぎり好きな俳優さんの生声が聞けないなんて地獄だー!と思うので。
という事で、
字幕絶賛!
という感想でしめてしまうと幼稚なままの私に戻ってしまうので
(私が幼稚だろうが、幼稚でなかろうが、この記事を読んでくださってる方にはどっちでもいいこととは思いますが)
字幕より吹き替えの方がいいと、字幕派も絶賛するような名吹き替え作品をあげたいと思います。
NO.2に続きます