映画についてのよけいな事 

練りきり作りましょう!

ささやかな幸せ

 

 

 

 

今月は友人達が花見やランチに誘ってくれたりで、楽しい事で忙しいという、ここ何年も縁のなかったリア充を経験してしまい、ブログを書かなきゃ、という気が薄れてしまいました。

もともと、たまにでいいから、自分の意見や批評に共感してくれる人、又は反対意見の人からコメントをもらいたい、映画について誰かと語りたいという目的でブログを始めたにもかかわらず、8カ月過ぎても、今だ誰からもコメントいただいてない、というどん底なブログ生活なので、書く意欲も低いわけです。

リアルな世界の方で自分が必要とされて幸せで忙しいなら、ブログを書く時間がなくて、閉じる事になっても仕方ないと思っているんですが、1カ月1記事という今月でさえ、アクセス数が400以上もあるのを知ると、潔くやめられません。いや、400アクセスなんて、ネット充なブロガーの方達からしたら、スズメの涙なんでしょうが、私のようなどん底ブロガーにとっては、「何故、400も?」と唖然としてしまう数字なのです。

(今回も期待はせずにいますが)この記事を覗いてくださった方でブログの事情に明るい方がいましたら、教えていただきたいのですが、こういう現象は別に変わった事じゃないんでしょうか?

 

という事で、最近、わざわざブログに載せる程の感想を書きたい映画を見てないので、(楽しみにしてたレッド・スパローも心に突き刺さる程の刺激も新しさも、俳優さん達の魅力も感じる事ができませんでした)

 

すごい良かった星野リゾート界川治』の感想を書きたいと思います。

何故良かったかというと普通のサラリーマン家庭でも無理な値段じゃなかったのです。

客室グレードアッププランというのを使って、とてもおしゃれな部屋を一泊2食付きで一人23000円です。        

あの超高級な、庶民には一カ月分の家賃より高いじゃん、という所もある星野リゾート

食事なしで、一番安い部屋が、一人、49500円~の『星のや京都 』

憧れの、でも、他の事を全て犠牲にしないと、行けない所。

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ここ程ではなくても、海外はもちろんの事、国内の”星野リゾート”と名のつく所は低価格帯グループに属する”界”というシリーズの温泉旅館でも、だいたい一泊2食、一人25000円以上する所が殆どですが、東北の方だけは安くなっていて、25000円もかからなくて、庶民でも泊まれる価格です。ただ私の住む静岡県からだと遠すぎて、一泊2日の小旅行だと行くだけで終わるので、せっかくの旅行が楽しくなくなる可能性大です。そんな、静岡県の庶民が楽しく無理なく泊まれる場所(浜名湖にもありますが、静岡県人で、わざわざ浜名湖を観光したい人は少ないと思います)が星野リゾート界川治です。

 

川治温泉は栃木県日光市にある、鬼怒川温泉郷より更に奥のひなびた温泉郷です。

その、多分、つぶれたか、つぶれそうになった旅館を星野グループが買い取ってリニューアルオープンしたと思われる『界 川治』

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その『野州麻紙の間』

  

 

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こんな和紙の風情がオシャレな部屋です。

 

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館内のあちこちに、このご当地産の和紙のオブジェが。

又、川治の郷土民芸品があちらこちらに、お洒落に品よく飾られていて、雰囲気最高です。

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渓流に面したラウンジには、昼間も灯りがともっている可愛い瓢箪の電球がぶら下がっています。

 

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瓢箪型の電気スタンドもライブラリールームの各机にのってます。

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露天風呂にも瓢箪が。

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この瓢箪型の電球、ほんとに可愛いですが、ラウンジにあるギャラリー風に商品を飾ってある土産屋さんコーナーで見たら1万円でした。

 

そういえば、このお土産屋さんコーナーについて、思う事がありました。

最近、温泉好きな友達の要望を聞いてとか、我が一族中、一人だけセレブの弟の好意で、結構高級感のあるホテルに泊まる経験をした時、私達が朝食の食事に行ってる間、又は部屋で朝食を食べる前に、中居さんが布団をしまいに来るので、

「何故、こんな早くにさっさとかたずけちゃうのかな?」とつぶやいたら、高級旅館に泊まり慣れている友人から「部屋から何か盗まれてないか、とか何か壊されてないかの確認も含めてやるんだよ」と言われました。友人の話が正しいかどうかは分かりませんが、確かに、普段自分達家族が国内で泊まるようなルートインとかアパホテルとかだと、経営者側も多少、消耗品以外に何か持ち帰られちゃったり、悪質な場合は、何か盗られてしまって、宿泊客が帰った後気がついても、まあ、仕方ないか……みたいな雰囲気があるように感じます。

そこで、この界川治のお土産屋さんコーナーのセキュリティについてですが、

朝早くラウンジにコーヒーマシンの無料のコーヒーを飲みに行ったら、(このコーヒーもカルディで買ってきた粉を家で一杯ずつ作って飲んでるのよりも美味しいのです)

レセプションにもどこにも、館内にはまだ、従業員さんが、いなくて、静かなライブラリーで一人、コーヒーを飲みながら、『日本の路地裏』という写真集を見て、山のホテルのリゾートを満喫していたら、おじいさんが、出てきて、「おはようございます」と声をかけてくれ、「ああ、この人が今日最初の出勤者なんだな…」と気がついたわけなんですが、お土産品て、郷土民芸の中から、上品で粋な物をピックアップしておいてあるだけあって、益子焼やブドウのつるの篭や蒔絵のお重など、何万円もするような物もあるのに、鍵のかかる場所じゃなく、こんなラウンジの一角に飾ってあって、夜中、邪悪な人がこれを盗みにきて、自分の旅行鞄に忍ばせて帰っちゃったら、どうするんだろうな……と思いました。

まあ、防犯カメラで監視してるんでしょうが、それでも、もし、本当に何か、高価な物が盗まれた場合、従業員達がその日に泊まった宿泊客全員の顔を全部把握しつくしてないと、防犯カメラの映像も役には立たないし、フードやマスク等で顔を覆った人が犯人だったら、顔を全部覚えてても、割り出せないだろうから、

「もし、高額商品が盗まれても、仕方ない」

みたいなリスクを背負って、こういうオシャレな販売方式をしてるんだろうな、と思いました。さすが、高級リゾートグループ、心意気が違う。ま、でも、高額なお土産品には保険がかけてあって、そういうお金が宿泊費の高さに反映されている可能性も大だし、中国人含め、外国人は一度も見かけなかったので、2万円前後のホテルに泊まる日本人ならそういう低品度な人もほとんどいなくて、できる事なんだろうな……と。

でも、それにしても、私達が泊まった時も、普通そうな家族連れがいっぱいいたし、

私達夫婦も、旅行鞄なんて持たず、Dパックしょって来ちゃうような高級な生活とは縁のない日本人です。でも、そういう庶民でも、「窃盗はすごーく悪い事」という倫理感をみんな持ってる気がして、誇らしく感じました。

横道にそれてしまいましたが、界川治がすごーく良かった理由の70%位が、

「郷土の旬の食材を使った遊び心のある日本会席」

という宣伝文句を裏切らない味とビジュアルの夕食でした。

庶民の私にとっては、今までで最高のBEST of BESTの会席でした。

 

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先付けも斬新です。

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桜餅がおすましになってました    

 

 

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八寸も綺麗かつ芸術的な薄味の美味しさです

 

とまあ、こういう芸術品的な品がデザートまで続きます。

会席料理って綺麗でも、生臭かったり、味が濃すぎたり、逆に薄すぎてがっかりしたりというのに遭遇する事も多いですが、この会席は私の味覚と視覚に100%合致してました。

欲を言えば、この会席の夕食を、酒飲みで、故に味の濃い物が好きで、男で、故に食べ物のビジュアルにはあまり興味がない旦那とではなく、私と味覚が同じな女友達と、きゃっきゃ言いながら、味わいたかったなー。

 

特に朝食についてくる鬼子蔵汁(右上の)

を食べた時の感動は女友達と分け合いたかったー!

大根、カボチャ、さつま芋、里芋、ゴボウ、人参、青菜、こんにゃく、等9種の野菜と椎茸、お餅、豚バラ肉、お揚げを野菜そのものの味を残して薄ーい透明の出汁で染み込むまで煮て、ごま油もさしてある栄養的にも、美味しさ的にも最高の一品。

旦那には美味しくなかったようです。

 

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あ、そんな事思っても、言っちゃいけませんね、46000円も出してくれて、静岡から、栃木まではるばる運転して連れていってくれた旦那さんに感謝です。

 

 ありがとうございました。

 

ちなみに、はるばる栃木まで行ったので、藤の花で全世界的に有名な足利フラワーパークにも行きました。

でも、界川治の滞在があまりに充実してたので、こっちの方はもう記憶も薄れています。花、結構好きなんですが…

 

写真撮影に重点を置いてないスマフォなので、独特の薄いピンクオレンジ色が綺麗にうつせませんでしたが、今回の旅のそこかしこで見た栃木県の県花ヤシオツツジアカヤシオ、ほんとに綺麗でした。

界川治の庭でも新緑の緑とお互い引きたて合ってました。

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界川治、泊まるホテルで高級感やおしゃれさを味わいたい、薄味、綺麗な食べ物が好き、という関東、東海地域の方にはほんとにおすすめです。

従業員の方々も、さすが星野リゾートというレベルの丁寧な接客をしてくれますし、若者が多いんですが、その方達が地元、川治を愛してる、という感じが溢れてて気持ちいいです。

 

今回は映画に関する話ではなくて、もしも、このブログを映画についての話と思って覗いて下さった方、ごめんなさい。