映画についてのよけいな事 

練りきり作りましょう!

私がブログをやめない理由

私がブログを始めたのは、身近に、大作、娯楽作、自分が大ファンの日本人俳優が出てる邦画以外の映画を観に行くほどの映画好きな人がいなかったからだ。
ブログを読んで、コメントを書いてくれた人にコメントを返して、ネット上でもいいから映画についての好きな事や感じる事を語り合いたかったから。
ブログを始めれば、そういう人の1人や2人は見つけられるだろう、とその可能性を大いに信じてたけれど、アクセスが沢山ある、とか、はてなスター(はてなブログでの
”いいね!”にあたる。記事の左下にある星マーク)が沢山つくといいな、とは思わなかったし、その可能性もないと思っていた。
いざ始めて4か月、はてなスターは22件記事を書いて11個だけ。ブックマークは、1個。読者数は1。その読者1の方が以前は、はてなスターをつけてくださっていて、今も読者数1のままだけど、読者一覧をクリックしても、読者はいません。とでてくるので、愛想をつかされたのだろう。ここまでは想定内なのでショックはない。
想定外だったのは、いまだ、1件もコメントをもらえてないという事。ここまで惨状が続くと、心が折れて、ブログやめようかな、と思うのが普通だと思う。
私もやめよう、と何度も思った。しかも、ブログを始めたとたん、30年間、巡り合えなかった”身近にいる映画好きな人”というのが現れたので、こんなに劣等感に打ちひしがれながら、ネット上で映画について語り合える人を探す必要もなくなった。
しかし、予定外の嬉しい誤算が起きていたのだ。
1つの記事のアクセス数が、自分の予想(10くらいだと思っていた)してたのの5倍くらいあるのだ。過去の記事へのアクセス数も入っているのだろうけれど、それでも、こんな内容をのぞきにきてくれる人が50人もいるんだ、と感激!人気ブロガーさんや、はてなスターやブックマークが沢山ついているような”ネット充”なブロガーさんにとっては、1記事で50アクセスなんてのは、スズメの涙、砂漠の露一滴なんだろうが、コメント0、はてなスターたったの11というブロガーにとってはとても嬉しい数なのだ。
あ、でもひょっとすると、50人もの人が見てくれてるのではなく、私の友人の誰かがあまりに可哀想に思って、記事を書くと、50回アクセスしてくれてるのかもしれない、
いや、友人にそんな暇な人はいないし、私の事をそんなに好きな人もいない。ならば、名前も顔も知らない神様のような方が、このブログのアクセス数を増やす為に一人で50回アクセスしてくれるのかもしれないが、そんな人にめぐり逢えたならそれはそれで幸せだろう。
だから、結局、ブログをやめられなくなり、更にしょっちゅうブログの閲覧数を確認するようになってしまった。1か月に多くて4記事しか更新しないから、完璧なSNS依存症にもなりきれないのだけど、あと3アクセスあれば、今月のアクセス数が200超えるから、と、今も旅行中なのにスマホを使ってこの記事を書いている。
どちらかというと、時代とは逆をいく私が、現代病、SNS依存症になりかけている。(ブログをSNSと言っていいのか、どうか分からないけれど)
リアルな世界で対人関係が充実してれば、依存症にはならないと思う。事実、社交下手で普段は淋しい毎日の私でも、たまに旅行だの、イベント多し、だので、人と沢山会って沢山しゃべってる期間は、アクセス数が何個増えたか見てみよう、なんて、頭によぎりもしない。
あと、現実の世界で自分の目標が予定通り達成できて多幸感を味わえていれば、やはり、ネットやSNS依存にはならないような気がする。私は、現実世界はもちろんの事、ブログで時々、コメントをもらう、というちっぽけな目標さえ達成できなかった。
で、アクセス数を見た時、「あ、けっこうあるじゃん(予想と比べて)うれしい!!」っていう唯一の成功感にすがりつきたくて、ブログを続けている。
リア充じゃないから、依存症になった、というお決まりのパターンだ、私の場合は。
今年はインスタグラムがよく話題にあがってた。
若いインスタグラマーの話題で、不思議に思う事があった。他の人とは違う、他の人が投稿できないようなワンシーンを投稿して、”いいね!”を多くもらう快感なら分かる。すごく分かる、「自分ってすごーい!」と感じる事ってすごい多幸感だと思う。でも、他の人もたくさん投稿してるのと同じ場所の写真を投稿してそれに”いいね!”がたくさんついても、それはお互い様だから、の法則のお付き合いの”いいね!”でしかないんじゃないか?それでも、心から本当に嬉しいのだろうか?
いや、お付き合いでくれる”いいね!”でも、褒められたら嬉しいんだろうな、お付き合いでさえ、いいね!(はてなスター)をもらえない私には分からない気持ちだからそう思うんだろう。
ただ、どこかへ行って楽しかったからその写真を投稿するっていうのじゃなくて、”いいね!”をもらう為にわざわざ出かけてって、お金出して食べ物を買ってその写真を撮ったら食べずに捨てちゃうってのは、私と同じで、依存してるんじゃないかなと思う。
超高層ビル屋上で危ないパフォーマンスをして、その動画でお金を稼いでいた26歳の中国人が懸垂中にビルから落ちて命を落とした話も、大金を稼がなければならない事情があったとしても、他の仕事を選ばずにネットを利用してお金を稼ぐという道を選んだのは、私達が今のネット社会の魔力に麻痺しちゃってる事を象徴してる気もする。
世間の若い人達の中でもSNS依存症は増えていると聞く。私みたく非リアな人もけっこういるんだろうか?それとも、同性の友達がいっぱいいて、彼氏、彼女がいて十分リア充な方達でも依存せずにいられない何かがあるんだろうか?

★私の、全然充実してないブログをのぞきに来てくださった方、本当に感謝してます。ありがとうございました。
おかげで、心が折れませんでした。

皆様にとって来年が幸多い年でありますように

 
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