映画についてのよけいな事 

練りきり作りましょう!

練りきり教室はじめました。

11月のレッスンは手毬です。 以下をクリックしていただけるとHPに飛びます。 nerikiri-fujinomiya.com

『お受験』うつを克服した人に容赦ないバカの私

出典: 映画.com フォトギャラリー 1999年7月3日公開 監督:滝田洋二郎(当時43歳) 脚本:一色伸幸(当時39歳) あらすじ 富樫真澄は、実業団の陸上競技部に所属する長距離ランナー。かつては花形選手だったが、45歳となり既に全盛期を超えていた。妻…

『眠らない街 新宿鮫』滝田洋二郎と真田広之

出典:amazon.co.jp 1993年10月9日公開 監督:滝田洋二郎 (当時38歳) 脚本:荒井晴彦 (当時46歳) 採点:不可能 ※ ネタバレあり ※この作品の真田広之がいかに色気があるかを書いてたんですが、後半になると、 今の日本映画の製作システムへの…

『熱帯楽園倶楽部』尊敬してても、いちゃもんはつける

出典:映画.com 1994年9月17日公開 監督:滝田洋二郎 (当時39歳) 原案、脚本:一色伸幸 (当時34歳) ※ネタバレあり 採点:3(5点満点中) あらすじ 旅行会社の添乗員・紺野みすずは15人のツアー客を引き連れてバンコクに向かうが、そこで日…

『病は気から 病院へ行こう2』死を扱った邦画の(自分的に)NO1.作品  

出典:ピア映画生活 フォトギャラリー ※ネタバレあり 1992年 12月19日公開 監督:滝田洋二郎 (当時38歳) 原案、脚本:一色伸幸 (当時32歳) あらすじ 美容師・安曇祐子(あずみ ゆうこ)は、酒を飲みすぎて病院に担ぎ込まれ、副院長・片倉一郎(かたく…

『僕らはみんな生きている』 滝田・一色コンビの傑作コメディ

NHKBSで再放送中の大河ドラマ『太平記』 (1991年1月6日~12月8日放映) をちらっと観てみたら、 真田広之さんの、 端正で爽やかで、繊細な武者ぶりに、改めて惚れ惚れしたので、 コロナで仕事もなくなったしと、彼のフィルモグラフィーを辿って み…

『病院へ行こう』一色伸幸ワールド

1990年4月7日 公開 監督:滝田洋二郎(当時35歳) 脚本:一色伸幸 (当時30歳) 採点:3・5点(5点満点中) あらすじ 広告代理店のコピーライター・新谷公平は、妻の春子が夜中に見知らぬ男性を自宅に連れ込んでいる現場に鉢合わせし、男性と…

あなたはあなたのままでいい 

※ 人と違う息子をどう育てたか、書いてますが、鼻持ちならない自慢話になってるので、不快な方は読まないで下さい。 ※ 『 坂の途中の家』のネタばれをしてます。 WOWOWで放映中の 『坂の途中の家』が面白かった。 面白いだけじゃなく、胸をぐさりと刺してく…

普通の人々の映画

久しぶりに心に沁みる米国映画を観た。ティラー·シェリダン脚本、監督の『 ウインド・リバー 』だ。 『ウインド・リバー』 (2018年 日本公開) ワイオミング州ウィンド・リバー保留地(英語版)。FWS(合衆国魚類野生生物局)の職員、コリー・ランバート…

プラハぼっち旅行

9/5から3泊5日でプラハへ一人旅してきました。 友人や知り合いに 私「プラハへ行ってくる」 友人「いいねぇ!……旦那さんと?」 私「ううん、一人で」 友人「(口ぽかーんとして)ええーっ!」 一様にそんな反応をされたこの”一人で”というward。 そりゃ…

また、世間で絶賛されている作品にケチをつける 『万引き家族』

. 『万引き家族』『誰も知らない』 『そして父になる』のネタバレがあります。 この記事には、仕事は嫌だけど、家族を食べさせるために、毎日一生懸命働いてる男の方。人の悪口は言わない、聞きたくない人。心の美しい人。とにかく前向きで強い人。が、読む…

変態が全身全霊を注いで作った映画は道徳のお手本のような作品だった。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2』 『インフィニティ・ウォー』 のネタバレがあります。 子どもへの性犯罪や虐待や、児童ポルノや、とにかく被害者が子どもという場合の罰則や社会的制裁がとても厳しい米国。 (にもかかわらず、ハリウッドの大物…

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』はもう、作らないで欲しい

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 Vol.1&Vol.2 『マイティ・ソー』 シリーズ のネタバレがあります。 幸せMaxだった時のガンプラ(ジェームズ・ガンとクリス・プラット) 二日前、世界を震撼させるニュースが伝わってきました。 ジェームズ・ガン監…

優等生映画『ドリーム』に感じた違和感

『ドリーム』及び『シェイムレス』のネタばれあります。 このブログは、負け犬のおばさんのひがみとか泣き言を綴るブログに化してしまった感満載なので、今回も負け組側から感じるHAPPY SUCCESS大団円映画に感じる不自然さについて、主張したいと思います。…

自分に似た人 『ラブレス』 

『ラブレス』のネタばれあります。 今凄く観たい映画があります。 『ラブレス』というロシア製のミニシアター作品です。 『ラブレス』 (4/7~順次公開) 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ(54歳) 脚本:オレグ・ネーギン アンドレイ・ズビャギンツェ…

ささやかな幸せ

今月は友人達が花見やランチに誘ってくれたりで、楽しい事で忙しいという、ここ何年も縁のなかったリア充を経験してしまい、ブログを書かなきゃ、という気が薄れてしまいました。 もともと、たまにでいいから、自分の意見や批評に共感してくれる人、又は反対…

『マスター』と『フランス特殊部隊RAID』 俳優達の魅力を楽しむ

ストーリーやテーマは目新しくはなく、観る動機にはならないですが、演じてる俳優さん達の魅力で、2時間(又はそれ以上)たっぷり楽しめる作品を観ました。 『マスター』 (2017年日本公開) 監督、脚本:チョ・ウイソク(42歳) あらすじ 投資会社の…

B級映画から教わる人生

『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 『ヘルボーイ』 『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』 のネタばれをしてます。 私はB級アクション映画とか、一見、感動の…

『シェイプ・オブ・ウォーター』レビューから感じた男女の違い

『シェイプ・オブ・ウォーター』のネタばれしてます。 出典:シネマトゥデイ 前記事を書いてる時に、早く仕上げてUPしなきゃ、と他の方による『シェイプ・オブ・ウォーター』の感想を一切読まなかったのですが、記事のUP後、やっと、他の方のレビューをたく…

祝デル・トロ監督! がんばれ異形の者たち

アカデミー賞作品賞受賞 おめでとう! 『シェイプ・オブ・ウォーター』 おめでとう! ギレルモ・デル・トロ監督 おめでとう! この作品の制作にゴーサインを出した FOXサーチライトの方々 アカデミー賞の中継番組でゲストによばれてた映画評論家の町山智浩さ…

この監督に感動させられるとは……『スリー・ビルボード』

本当に本当にすみません。 どうしても言いたい気持ち、言いたい部分があるので、 『スリー・ビルボード』のネタばれしてます。 去年9月のトロント映画祭での観客賞(グランプリ)受賞以来賞レースの話題を席巻している『スリー・ビルボード』の監督、脚本家…

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネートの3作品

今年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされている作品を3本観ました。 『ストロング・アイランド』 『イカロス』 『アレッポ 最後の男』 ネタをばらして感想を書かないと何か説得力に欠けるような気がして、 今回もネタばれ付きの感想です。…

モンスターを飼う54歳

今回はどす黒い私の心の中をぶちまけました。 なので、汚い事、不道徳な事、誰かの自分勝手な言い分やくだらない悩みは聞きたくないという方は読まないでください。 (せっかくクリックして下さったのにすみません) ※『スイート17モンスター』と 『マンチ…

ハリウッドのセクハラ断罪旋風における陰と陽

去年の10月、「New York Times」と「New Yorker」がハリウッドの超大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン(65歳)のセクハラ暴露記事を出して以来、ハリウッドだけでなく世界中のショービジネス界を席巻しているセクハラ暴露&断罪旋風、先のゴー…

今年観る5本

『スリー・ビルボード』 2月1日公開予定 監督:マーティン・マクドナー (47歳) 脚本:マーティン・マクドナー 2017年トロント国際映画祭観客賞受賞 (最高賞にあたる) 2017年ヴェネチア国際映画祭脚本賞受賞 米批評サイト、Rotten Tomatoesで…

私がブログをやめない理由

私がブログを始めたのは、身近に、大作、娯楽作、自分が大ファンの日本人俳優が出てる邦画以外の映画を観に行くほどの映画好きな人がいなかったからだ。 ブログを読んで、コメントを書いてくれた人にコメントを返して、ネット上でもいいから映画についての好…

今、そこにある危機

壮絶な環境の中で歯を食いしばって生きている若者の、そんな中での恋、友情や裏切りというとても人間らしい要素を描いている2作品を観ました。 『ムーンライト』 2017年日本公開 第89回アカデミー賞作品賞、 助演男優賞(マハーシャラ・アリ) 受賞 監…

師走に観たい作品

12月は日常茶飯事以外に大掃除という”おおしごと”があるので、新幹線に飛び乗って東京まで遠出している暇はない。 にもかかわらず、興味深々な映画が3つもある。 『希望のかなた』 12/2~全国順次公開 製作:アキ・カウリスマキ 監督:アキ・カウリス…

人が死ぬ映画が好きで…

〇〇が死ぬ、というネタばれを基に書いてあります。 どういうわけか、人が死ぬ映画が好きです。 本来なら、世間様の盛り上がりを横目で見て素通りしそうな(ウソです、ガーディアンズが少しでも出る以上素通りしません)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウ…

日米田舎者の悲哀 『ローガン・ラッキー』

『ローガン・ラッキー』のネタばれあり 監督:スティーブン・ソダーバーグ 脚本:レベッカ・ブラント (実はソダーバーグ本人、又は彼の妻の 脚本という噂あり) 映画界から引退したはずだったソダーバーグ監督(54歳)が、脚本を読んで、その素晴らしさに…